アトピーあるある１４選　女性のアトピーの悩み

今日、アレルギーをもつ人は本当に数多くいますよね。私は生後すぐにアトピー性皮膚炎になり、現在進行形で病院に行ったり薬を使用してアトピーと共に生活しています。アトピーって常に不安定なものですよね？原因が分からないのに突如かゆくなることもあったり、季節にも影響されたり、コンディションに波があったりと、自分の身体なのに振り回されることもあると思います。特に女性の場合、成長と共に色んなことを気にするようになると思います。思春期以降になってくると、見た目のきれいさも意識し始めますよね。そこで自分のアトピー肌に負い目を感じてしまう人も少なくないのかなと思っています。身近に同じアトピーの人がいなかったら、悩みがあっても相談しにくいかもしれないし、言いたくないかもしれない。両親にもすごく負担をかけて、沢山試行錯誤しながらサポートしてくれている。自分のために多くの時間を削って支えてくれるのは、感謝しきれないです。

でも気持ちをずっと封印しておくのではなく、たまには共感だってしてほしいですよね。自分と同じことを抱えていたっていう人が沢山いただけで気持ちが軽くなるかもしれません。日頃の生活でちょっとづつ自分の中に積もっていたしんどい気持ちが、このページで発散できたら良いと思っています。

【共感！】アトピーあるある１４選！

指や手先にアトピーがあると手をあまり見せたくなくなる

手先は一番人に見られたりする機会も多いと思います。だからよく見える手の甲や指先だけはきれいでいたい。でもそんな感情なんて関係なく、痒みがおそってきますね。我慢しようと思っても我慢できなくて、気づいた時には傷だらけ。指を使って何かを指したりするときに、見られたくなくて、手を逆にして手のひらで指を指したり…なんてこともざらにあります。せめて見えるところにいっぱい傷ができないで…となりますよね。

シャンプー・洗剤は無添加　人の洗濯物の良い香りがちょっと羨ましい

シャンプーなど直接肌に触れるものは小さいときからできるだけ無添加なものを使用するようにしてくれていました。でも、そういうシャンプーって無臭だったり、洗剤も香料が無いのが多いんですね。昔は、なんで自分の家は良い匂いのするものを全然使わないんだろうなんて思っていたりもしました。思春期になってそういうことを気にしだすと、洗濯物の柔軟剤の良い香りが漂う服を着ている子たちが羨ましかったですね。

朝起きたら布団や服に血がよくついている

これはアトピーさんあるあるですよね？夜のうちにかきむしって、朝起きたら布団にも自分の服にも血がいっぱいついていることなんて日常茶飯事。どこから出た血なのか分からないこともあります。寝ていると自分で抑制することができないのが大変です。

寝ているときに無意識にかきむしって朝に傷ができている

こちらも、血に続き、知らないうちに傷が増えていることがあります。起きている時は痒みを我慢していたのに、そんな努力が水の泡に。傷が増えていることはあり過ぎて、悲しくもならないですね。またか、あーあっていう感覚。

汗でかゆくなったりして夜中に起きる

これはどうか勘弁して、と思ってしまいますね。私の場合、季節の移り目なんかで、温度調整ができていなかったりすると、汗で突発的に痒くなることがありますね。はじめは痒みを我慢していますが、我慢できなくなって、思いっきりかきむしって、でも時間が経っても治らなくて、冷凍庫から保冷剤を持ってきてとにかく冷やしまくる、応急処置に追われます。睡眠の邪魔をされるのはちょっと辛いですね。

治ってきた傷をひっかいてぶり返し

やっと治ってきてかさぶたになって、もうすぐ元に戻りそう！っていう時に限って、近くを掻いていたら一緒にそのかさぶたまでもひっかいてぶり返してしまう。よくありませんか？せっかく治ってたのに・・・ってため息つきたくなりますよね。

目から汁がでたり、まつげが抜ける

顔も痒くなります。目も痒くなるという人もいますよね。私はよく目を掻いてしまうので、まつげの生え際から汁が出てきてしまうんですね。その汁が寝ている間にも出て、朝起きたら汁が固まって、まぶたがくっついてしまって目が開けられない時もあります。お湯で優しく洗ってあげて、なんとかまぶたは開くようになります。でも、目から汁が出たり目を掻く影響で、私は、まつげの半分以上が抜けたこともありました。年頃の女性にとってまつげって大切ですよね。本当にもう生えてこないんじゃないかと焦りました。結局ちゃんと生えてきてくれたので大丈夫だったのですが、一番目立つ顔は勘弁してくれと思いましたね。

パジャマが薬で汚くなる

夜は薬を塗って寝ているので、パジャマにしみるんですね。色も黄ばむし、薬を含んで重くなるし、結構汚れてしまいますね。家の中なので家族しか見ないから良いんですけど、さすがに友達とかには見せられないな・・・という現実。お泊まりするときとかは、もちろんいつも着ないパジャマを着ますね。１日だけだと薬も塗らず耐えられますが、部活の遠征などで４泊とか続いたときは、パジャマに染みようが、薬を塗らないと、無理でしたね。

人の小さな傷で気にしているのが共感できない

んーこれは大共感なのではないでしょうか。私たちって、自分の爪で毎日と言って良いほど皮膚に傷をつけてしまっていますよね。血が出るのなんて日常茶飯事。ちょっと血が出たぐらいじゃ正直何も感じないと思うんです。でも、やっぱりアレルギーではない人って、すれたり、ひっかいてしまってりとかで、少し傷ができた程度で気にしていますよね。それが悪いとかそういう話ではなくて、自分はそれぐらい気にならないな、と思うだけです。気にする基準そもそもが違うというのは皆さんあるあるではないですか？自分の肌の傷が１つでも減ったら、少しはきれいに見えるかなーなんて思っている毎日ですからね。

毛の剃り、脱毛が大変

特に、年頃の女性、中学生、高校生ぐらいになってきて、手や足の毛を剃り始める人も多いと思うんです。毛の質も人によってそれぞれですが、私はどうしようもない剛毛です。だから剃らなかったら、手に負えないぐらいの毛が生えているんですね。そのくせ肌は超デリケート。毛の手入れが本当に大変でした。手動の毛剃りで剃ったら、皮膚がどうしても一緒にすれるんでね。そのせいで、毛を剃ったは良いものの、できものやぼつぼつが増えて、肌荒れを起こします。きれいにするために剃ったのに逆に傷を増やしてしまったことになって、しんどかったです。電動で剃ったら、異常なほどそり残しができたりして、一体どうすれば良いの！とう気持ちでした。こまめに剃ると皮膚に負担がかかるので、毛が生えたまま学校に行っている時もありました。私は剛毛であること自体がネタだったので、楽しくやり過ごしていましたが、つるつるな子は本当に羨ましかった。大学生になって、脱毛に行くようになり、驚くぐらい処理が楽になりました。でも、医療脱毛であっても、脱毛の機械に肌は勝てなくて、炎症を起こしていました。

とにかくデリケート過ぎる肌に毛の処理となると、ダブルで困難がのしかかってきましたね。

VIOが蒸れて大変

VIOとアトピーって本当に大変ですよね。でも、誰これかまわず相談できるようなところでもないデリケートな場所です。下着がくっついているので、特に夏場はどうやっても蒸れてしまいますよね。アレルギーで無くても多くの人が蒸れて痒くなってしまう場所であるとは思うのですが、我慢できないぐらいの痒みになってしまいますよね。掻き破るとしみたりしやすく、どうしようもなくしんどい部位なのではないかなと思っています。

その傷どうしたの？って言われてもどの傷も掻いただけ

普通の人は、しょっちゅう掻いたり傷ができたりするわけではないので、そこ痛そうだけど大丈夫？とか、どうしたの？って心配してくれるという経験がある人もいますよね。でもいつものごとく掻いただけだよって思っています。

どこも痒くないと新鮮

常にどこかは痒かったり、どこかを触っていたり、というのが自分の中では当たり前なので、逆に今どこも痒くないっていうのが新鮮なんですね。あ、普通の人が感じている感覚ってこんな感じなんだって思います。痒みがあるだけで集中できないなんてこともざらにあるので、コンディションが良い時はうれしいですね。

人から見てきれいに見えなくてもこれが自分の最高のコンディションなんだと分かってほしい

最高に調子の良いコンディションであったとしても、傷の跡なんかが１つもない状況というのは不可能なんです。昔の跡も沢山残っているし、完璧にきれいではない、でも調子が良いんです。頑張ってケアしたり、薬を使ったり食べ物を見直したり、という努力はしていることは伝わるとうれしいですね。

実体験であり、人それぞれ症状も違うので、これが全てという訳では決してありません。他にも皆さん沢山ありますよね。些細なことだったり、他人にはあまり見せない部分もあったりして、外見だけでは分からない苦労を皆さん持っていると思います。アトピーになったから良かったこと、得られたことなんて言われても一丸には分からないし、肌がきれいな人はいつも羨ましい気持ちもあります。症状が重くない人が何を言っているのだ、と思われるかもしれませんが、これでも生まれてからずっとアトピーに一喜一憂させられながら過ごしてきています。人と比べて大変なことも多いけれど、それだからといって自己否定したり、負い目を感じるべきではないのかなと思っています。女性は肌がつるつるできれいなのが当たり前、掻いていたら不清潔、なんて心のないことは是非思わないでいただきたいですね。自分自身も寛容に、他人に対しても寛容に受け入れられるようになることが素敵だと思っています。

生きてきた中で思っていた気持ちを文字にしたくて書いてみました。